石破首相は首相官邸HP上に恒例の年頭所感を掲載している。冒頭、全ての人々の幸せを実現するため、三つの重要政策課題に取り組むとして、(1)外交・安全保障上の課題への対応(2)日本全体の活力を取り戻す(3)治安・防災への更なる対応、を挙げている。
(1)では、ロシアのウクライナ侵略、北朝鮮の度重なるミサイル発射など、我が国を取り巻く国際情勢は厳しく複雑として、外交と防衛を車の両輪として、国益を守り自衛官の生活・勤務環境や処遇の改善に取り組む(2)では、深刻な人口減少を「静かな有事」と捉え、地域の活力、そして経済の活力が低下に対し、地方創生2.0を起動し、東京の一極集中を是正し、魅力ある地方と都市が結びつきの実現を図る。また、「賃上げと投資が牽引(けんいん)する成長型経済」へ移行する。更に、将来に向けた安心感を生む社会保障制度に向けて取り組む(3)では、いつ起きるかわからない災害に対して、最大限に備えるため、令和8年度中の防災庁設置に向けて準備を進める。
最後に、公明党の連立を基盤に、他党の意見を聞き、可能な限り幅広い合意形成が図られるよう、真摯に、そして謙虚に取り組むとしている。
■参考:首相官邸|石破内閣総理大臣 令和7年 年頭所感|
https://www.kantei.go.jp/jp/103/statement/2025/0101nentou.html