フォローアップ会議 ガバナンス改革で意見書公表

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「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」は6月7日、「コーポレートガバナンス改革の実践に向けたアクション・プログラム2024」と題する意見書を取りまとめ、公表した。

「スチュワードシップ活動の実質化」では、金融審議会の報告書による提言を踏まえ、実質株主の透明性確保に向けて、スチュワードシップ・コードを見直すべきであるとした。スチュワードシップ・コードを改訂することにより、機関投資家等に株式保有状況の通知を促し、実質株主の透明性を確保するというものである。

「情報開示の充実及びグローバル投資家との対話促進」では、有価証券報告書の開示が株主総会前の提出できるよう、金融庁が関係者と連携し、有価証券報告書と事業報告等の重複開示に関する開示の効率化を含め、抜本的な環境整備に向けた検討を進めるべきとした。また、「市場環境上の課題の解決」では、政策保有株式について、コーポレートガバナンス・コードに照らして保有の合理性についての検証を行うべき旨を盛り込んだ。金融庁は、令和6年度の有価証券報告書レビューにおいて、政策保有株式を対象に審査の実施を明らかにしている。

■参考:金融庁|コーポレートガバナンス改革の実践に向けたアクション・プログラム2024
(「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」意見書(7))の公表について|

https://www.fsa.go.jp/news/r5/singi/20240607.html