グローバルサウス諸国支援 共創での日本産業活性化期待

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ASEAN加盟国(グローバルサウス諸国)の多くは、産業の脆弱さや保健・防災・食糧問題等について課題を抱えている。ジェトロでは、それらグローバルサウス諸国が抱える課題を解決しながら、当該地域の市場の成長力を活かし、経済連携の強化に加え、日本国内のイノベーション創出、サプライチェーン強靱化等により国内産業活性化を目指すべく、ASEAN加盟国での大型実証事業の実施に必要な費用の一部を補助する事業に乗り出す。

対象事業としては、当該国や地域で未だ実用化に至っていない技術の実施可能性や、同様に技術のビジネスモデル構築に向けた実証事業となる。対象となる分野としては、情報通信、エネルギー、交通、都市基盤等、医療、ヘルスケア、農業、食品、廃棄物処理等、デジタル、プラットフォーム等が挙げられている。

実証事業とは商用に向けたスケール化を目指す実証の有効性や経済性などを確認することを指す。採択予定件数は特に設けていない。補助金の額は5億円以上40億円以下。共同申請の場合、中小企業同士の共同申請の補助率は2/3となる。事業実施期間は、補助交付契約締結日から3年間以内で、最長2028年3月31日(金)まで。募集の詳細および補助事業者の募集開始は6月上旬の予定。

■参考:ジェトロ|グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証 ASEAN加盟国)(第一回)公募説明資料(事前告知版)|

https://www.jetro.go.jp/ext_images/services/grobal_south/pre-announcement_240528_1.pdf