こころとからだの二刀流目指す R5年度全国労働衛生週間

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厚生労働省は全国労働衛生週間を実施する。今年のスローガンは一般公募で選ばれた「目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場」だ。

全国労働衛生週間は昭和25年以降、国民の労働衛生に関する意識の高揚、事業場における自主的労働衛生管理活動を通じた労働者の健康確保のために毎年開催されており、今年で74回目となる。9月1日から9月30日までが準備期間、10月1日から10月7日までが本週間となる。各職場での巡視やスローガンの掲示、労働衛生に関する講習会、見学会の開催などが予定されている。

近年、過重労働による健康障害や精神疾患の増加など、職場における健康確保の重要性が高まっている。新型コロナウイルス感染症を除いた労働災害は令和4年に死亡者数774人で過去最少となったものの、休業4日以上の死傷者数は132,355人(対前年比1,769人増)となり、過去20年で最多となった。高年齢労働者の増加に伴い、転倒・腰痛災害も増加傾向にある。我が国では、労働人口の約3人に1人が何らかの疾病を抱えながら働いているとされている。労働力人口の減少が叫ばれる中、職場においてはこころとからだの両面の健康を維持しながら働ける環境が必要となっている。

■参考:厚生労働省|令和5年度「全国労働衛生週間」を10月に実施~今年のスローガンは「目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場」|

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34356.html