テレワークガイドライン改定 制度の定着とさらなる推進へ

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新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、一気に広がりを見せたテレワークだが、ここにきて中止する企業が増えている。厚生労働省では、テレワークはウィズコロナ・ポストコロナの新たな日常・生活様式に対応した働き方と捉えているが、さらに発展させる必要があるとしている。

同省では、良質なテレワークの導入・実施を進めていくことができるよう、昨年8月より「これからのテレワークでの働き方に関する検討会」において議論を開始した。また、成長戦略会議の実行計画(令和2年12月1日成長戦略会議決定)においては、「テレワークの定着に向けた労働法制の解釈の明確化」が求められている。また、当面の規制改革の実施事項(令和2年12月22日規制改革推進会議決定)においては、「一層のテレワークの普及・促進に資するようテレワークガイドラインの改定及び関連する措置」が求められた。

それらを受け、同省では平成30年2月に策定されたテレワークガイドラインを全面的に刷新するほか、企業の参考となるチェックリストや具体例を掲載したQ&Aを作成する方針だ。コロナウイルス感染症患者数が下げ止まりしている昨今、他者との接触を減らせるテレワークの重要性はますます高まっている。

■参考:厚生労働省|これからのテレワークでの働き方に関する検討会|

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kintou_488802_00001.html