国土交通省は長期優良住宅化リフォーム推進事業に基づく補助対象の募集を開始した。既存住宅の性能向上や子育てしやすい環境等の整備に資する優良なリフォームを支援するのが目的。
通年申請タイプと事前採択タイプ（「安心Ｒ住宅」と「提案型」）の２つのタイプがある。対象となるのは、リフォームを行う既存住宅（戸建て住宅、共同住宅とも対象）で、▽工事前に建物の現況調査を行う▽一定の住宅性能を有するよう工事を実施する▽工事の履歴と維持保全計画を作成する―ことが主な要件。▽性能向上工事等▽子育て世帯向け改修工事▽建物の現況調査、履歴作成、維持保全計画作成等―に要する費用を補助する。補助率は対象費用の３分の１。限度額は、工事実施後の住宅性能に応じて１戸につき１００万～２５０万円。工事を実施する目的が三世代同居に対応、主体が若者・子育て世帯、既存住宅を購入して実施する―のいずれかの要件を満たす場合には１戸につき５０万円を上限に加算。
応募期間は、通年申請が１１月３０日まで。施工業者または買い取り再販業者が登録し申請する。事前採択はともに５月２９日まで。前者は要件に適合し、かつ「安心Ｒ住宅」の標章を付与・流通させる提案者、後者は先導性・汎用性・独自性等の提案をした事業者が対象。
■参考：国土交通省｜令和２年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の募集を開始します！～既存住宅ストックの質の向上、子育てしやすい環境の整備に向けて～｜
