仕事に限らず、日常生活の工夫であっても、フト思いつくことによって何かの問題解決に役立つことがある。その情報源の代表は、テレビ・新聞・インターネットであるが、その機会は、「風呂に入っている時」「散歩をしている時」「電車から風景を見ている時」等のこともある。「通勤電車から見ていた某製鋼会社の工場が急速に大きくなったので初めて株を買ったところ、大儲けした」と言う話を聞いたことがある。
その他情報源には、書物(本屋や図書館)・雑誌・ラジオ・人脈・研修会・見学・海や山等の風景・家族や同僚等の話・旅行中の見聞や体験・学校での勉学・店舗や街中の景観…等、いくらでも挙げられる。
「思いつき」に役立つ情報源は、分野(スポーツ・芸能・文化・政治経済・経営・技術・医療等)によって異なる。問題解決につながるようなアイデアの思いつきは、日頃の情報収集努力の賜物である。欲しい情報を偶然手に入れることを期待するだけでは長続きしない。常に問題意識と解決に必要な情報収集手段を明確に持つべきである。情報収集法の一つとして、戦略的手法がある。各自の情報収集力に限界があると考えれば、優先する情報源を限定することである。例えば、「インターネットと人脈」「新聞と実地研修」を中心にする等である。