地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、経済産業省と内閣官房が提供する国内最大級のオープンデータプラットフォームであり、産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、地図やグラフを用いて視覚的に分かりやすく表示することができる。現在、自治体職員や地域活性化に関心を持つ多様な分野において、施策の立案・実行・検証のために活用されている。
この3月より、当該システムに新システムが導入され、利便性と分析機能が大幅に向上した。この新システムでは、描画速度の向上や画面遷移を要する類似メニューの集約、スマートフォン対応など、ユーザー体験を向上させる改良が施されている。また、搭載データの精緻化や分析機能の高度化により、より詳細で正確なデータ分析が可能となった。さらに、全国約750万事業所の立地データや観光資源情報、販売実績データなど、多岐にわたるデータが無料で利用できる。ID登録などの事前手続きは不要。これにより、地域の課題解決や政策立案において、より多くのユーザーがデータを活用できる環境の整備が進んだことになる。経済産業省は今後も利用者のニーズに応じて、システムの改善や高度化を進めるとしている。
■参考:経済産業省|国内最大級のオープンデータプラットフォームである地域経済分析システム(RESAS)の新システムの提供を開始しました|
https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250307002/20250307002.html