三木清著『人生論ノート』(新潮文庫)に、「旅について」と題して、次の言葉がある。「平生見慣れたものも旅においては目新しく感じられるのがつねである。旅の利益は単に見たことのない物を初めて見ることにあるのではなく、むしろ平素自明のもの、既知のもののように考えていたものに驚異を感じ、新たに見直すところにある」 続きを読む
三木清著『人生論ノート』(新潮文庫)に、「旅について」と題して、次の言葉がある。「平生見慣れたものも旅においては目新しく感じられるのがつねである。旅の利益は単に見たことのない物を初めて見ることにあるのではなく、むしろ平素自明のもの、既知のもののように考えていたものに驚異を感じ、新たに見直すところにある」 続きを読む