自動車税においては、より高い環境性能を求める国際社会の潮流に歩調を合わせ、新基準(25.4km/L[現行17.6km/L])が導入される。
これをもとに、車検時の自動車重量税に適用されるエコカー減税は以下のように見直された上、2年延長される。EV、プラグインハイブリッド車、FCV(燃料電池車)、天然ガス自動車、及び新基準を20%上回るクリーンディーゼル車、ハイブリッド車、ガソリン車は初回と2回目の2回免税され、現燃費基準を達成したクリーンディーゼル車は初回のみ免税となる(2年間の経過措置)。ハイブリッド車、ガソリン車については、新基準を、〇90%達成で初回免税、〇75%達成で50%免税、〇60%達成で25%免税、となる。
また、取得時に燃費に応じて課税される環境性能割については、以下のように見直され、やはり2年延長される。EV、プラグインハイブリッド車、FCV、天然ガス自動車は非課税。クリーンディーゼル車、ハイブリッド車、ガソリン車については、新基準を、〇85%達成で非課税、〇75%達成で1%(0%)、〇60%達成で2%(1%)、〇上記以外で3%(2%)となる。環境性能割を1%軽減する時限措置<( )内>も、今年末まで延長される。
■参考:財務省|令和3年度所得税法等の一部を改正する法律案要綱|
https://www.mof.go.jp/about_mof/bills/204diet/st030126y.pdf