国土交通省都市局は、スマートシティの実現に向けて「中間とりまとめ」を策定した。
IoT、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータといった新技術を都市行政にどのように取り込み、より高度で持続可能な都市を実現するために何が必要かを検討し、社会実装に向けた動きを進める必要がある。スマートシティの全体像を描き、将来像や、取り組みの方向性を示すことで、各都市の課題解決に向けた取り組みの推進、民間の技術のまちづくりへの応用や研究開発等が進むことを期待し作成された。
中間とりまとめのポイントは▽スマートシティが実現する社会を「生活者の視点」と「都市の管理者・運営者の視点」の両面から整理し、データに基づくエビデンスベースの施策の実施が可能となり、円滑な合意形成に貢献できる点等を提示する▽目指すべきスマートシティのコンセプトとイメージを整理し、「技術オリエンテッドから課題オリエンテッドへ」等の視点を提示する▽新技術を活用したスマートシティによる課題解決の具体的イメージを「オールドニュータウン」「大規模ターミナル」等において都市が抱える課題面から提示する▽スマートシティの推進に向けた具体的施策とそれらをパッケージで支援するモデル事業の想定スキームを提示する―など。
■参考:国土交通省|スマートシティのモデル都市の構築を進めます
~『スマートシティの実現に向けて【中間とりまとめ】』の策定~|
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi07_hh_000126.html