残高の増加割合が4年連続上昇 小企業借入調査-日本公庫

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日本政策金融公庫はこのほど、小企業の借入に関する調査の結果を発表した。

金融機関からの借入金残高の増減をみると、1年前と比べて「減少した」と回答した企業の割合が、51.7%と「増加した」企業の割合(21.6%)を大きく上回っている。ただし、「増加した」企業割合は、2014年以降4年連続で増加している。今後1年間の借入金残高に関する方針をみると、「減らす」と回答した企業の割合が63.8%に上るものの、前年調査から5.2ポイント低下している。「増やす」とした企業割合は、7.7%と前年調査から上昇した。2017年に「借入した(する予定)」と回答した企業割合は、41.3%と2016年から4.6ポイント上昇した。資金使途については、「日常的な仕入・経費支払」が49.7%と最も多く、「設備の更新・補修」(21.8%)、「余剰手元資金の確保」(18.6%)の順となっている。「赤字補てん」については「1~4人」の企業が多かった。借入金利が前年と比べて「上がった」と回答した企業割合は8.9%、「変わらない」は67.3%、「下がった」は23.8%となった。

2017年後半に金融機関からの接触頻度は「変わらない」と回答した企業割合が約8割を占めている。

■参考:日本政策金融公庫|借入金残高が「増加した」企業割合は4年連続で上昇

https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/tokubetu_180222.pdf