社会保険料の控除は例年通り 昨年との違いに注意

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協会けんぽの保険料率は、例年3月分の保険料(4月納付分)からの変更となる。昨年のこの時期に予算案の閣議決定が遅れたこともあり、昨年度は1ヵ月遅れの4月分の保険料(5月納付分)からの適用となった。今年は例年通りの時期に戻ることになるので注意が必要だ。

先般確定した都道府県ごとの保険料率は、全国平均で昨年同様10.0%の据置きとなった。全国一律の介護保険料率は、昨年1.72%から1.58%に引き下げられたが、こちらも据置きだ。

都道府県ごとの保険料率を見ると、引上げとなったのは27道府県、引下げは18都府県だ。東京、神奈川では0.01%引下げ、千葉は0.04%引下げ、埼玉も0.02%引下げとなった。関東圏では比較的保険料率の差異は少ないが、全国的に見ると、保険料率の差は拡大傾向にある。

現状、各都道府県間で急激な保険料率の差異がでないように経過措置が取られているが、それも平成31年度までに段階的に廃止されることになっている。保険料率は佐賀が最も高く10.33%、新潟が最も低く9.79%で、昨年は0.35%だった両県の保険料率の差が0.54%に広がる結果となった。なお、佐賀の保険料率が全国最高となるのは6年連続となる。