観光庁は現在、ムスリム旅行者の増加を見込んで、全国で意欲のある３地域程度を選定し、当該地域の受入環境の向上を支援する取り組みを行っている。近年、ビザ要件の緩和やＬＣＣの就航等により東南アジアからの旅行者が急増、マレーシアやインドネシアなどイスラム圏からのムスリム旅行者も増加が予想されている。
観光省は、ムスリム旅行者が宗教的・文化的な習慣に不便を感じることなく、安心・快適に滞在できる環境の向上を図るよう、ムスリム旅行者受入の実践例や必要な情報をまとめた「ムスリムおもてなしガイドブック」を８月に公表し、普及促進している。今回は、更なるムスリム旅行者の受入れ（食や礼拝への対応やムスリム旅行者への情報発信など）を促進する目的の取り組みとなる。
応募期間は、平成２７年１１月４日（水）～１１月２５日（水）。応募対象は市区町村で、その推進体制として、市区町村と民間事業者・団体から構成する推進体制が有り、関係者が一体として取り組む合意がなされていること。地域内に多くの外国人旅行者が利用する施設が有る場合は、当該施設の運営者の確実な参加が見込まれること、となっている。提出先は申請地域を管轄する運輸局等。
■参考：観光庁｜ムスリム旅行者の受入環境の向上に積極的に取り組む地域を公募します！｜
