女性管理職割合、初の1割超え 小売が2割弱でトップ

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帝国データバンクは「2024年の女性登用に対する企業の意識調査」結果を発表した。それによると、管理職(課長相当職以上)に占める女性の割合の平均は10.9%で、調査開始後初めて10%台に乗った。前年からの上昇幅は1.1ポイントで、21年と並び過去最大の伸びとなった。政府が目標にしている「女性管理職30%」を達成している企業割合は11.4%で、初めて10%を超えた。この調査は24年7月18日から31日まで、全国2万7191社を対象に実施、有効回答率は41.5%だった。

女性管理職の割合を規模別に見ると、「大企業」は平均7.6%で最も低い。他方、「中小企業」は11.5%、うち「小規模企業」は14.4%で、規模が小さい企業ほど女性管理職割合の平均は高い。

業界別では、女性従業員が比較的多い「小売」が19.4%で、全体(10.9%)を8.5ポイント上回りトップ。次いで、「不動産」(16.7%)、「サービス」(15.3%)、「農・林・水産」(12.7%)、金融(11.6%)などが続いている。女性役員割合の平均は13.5%で、前年から0.4ポイント増加し、過去最高となった。一方、役員が全員男性の企業は52.4%で、依然として半数を超えた。

■参考:帝国データバンク|女性登用に対する企業の意識調査(2024年)|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240813.html