経済同友会は『「生活者共創社会」で実現する多様な価値の持続的創造 ―生活者(SEIKATSUSHA)による選択と行動』と題する政策提言を公表。日本経済の将来に危機感を表明するとともに、対処法を示唆した。
提言は『日本再興を目指すに際して、日本の強みを引き出し活かしていくことがグローバル競争で伍していくためにも、世界に貢献していくためにも重要。社会の安定と発展には個人の欲求充足と経済の量的拡大は必要。これを日本の伝統・文化・精神を強みとする「生活者(SEIKATSUSHA)」が選択と行動で共に創り上げる「生活者共創社会」で実現していきたい』と呼びかけた。
「生活者(SEIKATSUSHA)」とは『日本の伝統・文化・精神を理解する「個人」や、主にそれらの人々からなる「組織」を、国籍や活動の拠点が国内外かを問わずに呼ぶ』。『家族の一員、地域社会の住民、有権者、消費者であり、働き手など多面的な役割・立場を持つ「個人」全てを包含する』と定義。『極端な格差がなく安心・安全な日本社会を維持し続けるためには、国の経済的豊かさも必要。現在のままゆっくり坂を下り、貧しくなっていくことに甘んじていてはならず。我々生活者は未来社会である「これから」を創っていく責任がある』と訴えた。
■参考:経済同友会|「生活者共創社会」で実現する多様な価値の持続的創造 ―生活者(SEIKATSUSHA)による選択と行動―|
https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2022/221011_0028.html