東京商工リサーチは２０２１年の全国「社長の住む街」調査結果を発表した。それによると、市区郡別では、社長数のトップ１０を東京２３区が独占した。
最も多いのは世帯数が２３区で最多を占め、高級住宅街として知られる成城をはじめ、閑静な住宅地としての認知度が高い世田谷区で５万９４３人。１２年の調査開始以来、初めて５万人を超えた。２位は港区で３万６０８７人。人口に対する社長比率は１３．８％で、住民の７人に1人が社長だった。３位は田園調布や山王など、歴史ある高級住宅街がある一方、中小・零細規模の町工場も多い大田区で２万７１７５人。市区郡別では、上位５０位内に東京都内が２４市区と半数を占めた。
東京都以外では、社長数の最多は埼玉県川口市で１３位（社長数１万８８０１人）。以下、千葉県船橋市が２０位（同１万３６０４人）、同県市川市が２１位（同１万３５０９人）、大阪府東大阪市が２２位（同１万３４２１人）、鹿児島市が２３位（同１万３２９０人）、兵庫県西宮市が２５位（同１万２９９２人）、千葉県松戸市が２８位（同１万１７６６人）など県庁所在地や大都市に隣接するベッドタウン、閑静な郊外も人気を集めている。
■参考：東京商工リサーチ｜東京都港区住民の７人に１人が社長 ～ 2021年全国「社長の住む街」調査 ～｜
