日本企業、2区分モデルを支持 リース会計アンケート調査

LINEで送る
[`yahoo` not found]

リース事業協会はこのほど開催された企業会計基準委員会のリース会計専門委員会でリース会計基準に関するアンケート調査結果を明らかにした(4,156社を対象に548社から回答(回答率13.2%))。

それによると、国際的な会計基準との整合性を図るために日本のリース会計基準を「改訂する必要はない」と回答した企業は76.3%にのぼり、「改訂すべき」と回答した企業は20.1%だった。仮に日本のリース会計基準が改訂されるとした場合の借手のリース会計処理については、ファイナンス・リースとオペレーティング・リースを区分する「2区分モデル(米国基準)がよい」と回答した企業が21.0%、「どちらでもよい」と回答した企業は27.4%だった。日本基準を適用している企業に限ってみると、53.9%が「2区分モデル」を支持している。

また、必要な適用除外又は簡便な会計処理の取扱いについては、80.5%の企業が現行の日本基準でも導入されている「少額資産のリースの適用除外」を要望。「リース期間1年以内のリースの適用除外」では69.0%、「リース資産総額に重要性が乏しいオペレーティング・リースの適用除外」については52.4%の企業がその取扱いの導入を求めている。

■参考:公益社団法人|わが国リース会計基準に関するアンケート調査結果とリース事業協会の見解|

https://www.leasing.or.jp/studies/docs/20190426_01.pdf