国土交通省は、30年度の地域型住宅グリーン化事業の実施に向け、その対象となるグループを募集中だ。同省は、地域における木造住宅の生産体制の強化、環境負荷の低減等を図るため、地域の木材関連事業者、流通事業者、建築士事務所、中小工務店等が連携して取り組む省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・建築物の整備を支援している。補助対象となる木造住宅・建築物の種類と上限額は以下の通り。
(1)長寿命型(長期優良住宅=木造、新築)110万円/戸(2)高度省エネ型(認定低炭素住宅および性能向上計画認定住宅=木造、新築)110万円/戸(3)高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅=木造、新築および改修)140万円/戸(4)優良建築物型(認定低炭素建築物等一定の良質な建築物=木造、新築)1万円/平米。
(1)~(3)については、主要構造材(柱・梁・桁・土台)の過半に「地域材」を使用する場合20万円、キッチン、浴室、トイレまたは玄関のうち、いずれか2つ以上を住宅内に複数カ所設置する場合30万円を上限に予算の範囲内で加算する。施工事業者の27~29年度の地域型住宅グリーン化事業における施工経験によって補助上限額が異なる。6月4日まで必要書類を提出。結果発表は7月中旬の予定。
■参考:国土交通省|平成30年度地域型住宅グリーン化事業 グループ募集を開始
~地域の中小工務店等が連携して取り組む良質な木造住宅等の整備を支援~|
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000795.html