Weeklyコラム 先見の明を尊ぶ

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今年の梅雨は土石流や洪水等のニュースが多く、自然災害がいつどこで発生するかは予知が難しい。井戸の水が溢れている時、川の流れに逆らい川下から川上に向かって風が吹いている時は洪水になる等、昔から種々の予知法が伝わっている。

経営者は先見力(先見の明とも言う)が大切と言われる。経営者だけではない。一般社員も先を読む能力は大切だ。例えば、翌日の天候や自分の体調を予想したり、来店客数や売れ筋商品を見込んだりする。

経営者の先見力とは、多種の商品やサービスの需要を予想して扱うか否か等を決めたり、社員の定年や働き方等を変えたりする事だ。経営者の経験・情報量・技術知識・人間的素養・人脈・気力・健康状態等が最も反映されるのが先見力かもしれない。さて、自然災害以外にも商取引・相場・就職・進学・結婚・健康等に先見の明を発揮する為には、どんな工夫が必要か。(1)何事も小事を疎かにせず、大事は小事の積み重ねと考える(2)労なくして良い結果が出る事は期待せず、進路決定に迷ったら一定時間真剣に熟慮してみる(3)日常の情報収集や人脈等により、判断基準の正確性を高める(4)体力・気力が弱ると目先の利益にとらわれてしまう。常に目標に留意し謙虚な態度で先を読む、等である。