賃金改善見込む企業42% コロナで7年ぶりの低水準

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帝国データバンクは「2021年度の賃金動向に関する企業の意識調査」結果を発表した。

それによると、賃金改善が「ある」と見込む企業は42.0%で、14年度見込み(46.4%)以来7年ぶりの低水準に落ち込んだ。20年度見込みと比較して11.3ポイントも減少した。規模別では、大企業は38.2%で、中小企業(42.9%)を下回った。小規模企業でも37.0%と4割以下となった。同調査は今年1月18日から31日まで、全国2万3695社を対象に実施、回答率は48.3%。

賃金改善見込みを業界別に見ると、依然として人手不足が顕著な「建設」が47.8%で、最も高かった。また、旅行代理店や旅客自動車運送など観光関連業種を含む「運輸・倉庫」(36.7%)は18.5ポイントの大幅減となった。賃金改善の具体的な内容はベースアップが35.9%(前年度比9.3ポイント減)、賞与(一時金)が20.3%(同6.0ポイント減)で、いずれも前回調査から大きく落ち込んだ。賃金改善する理由は「労働力の定着・確保」が78.7%でトップ、これに続くのは「自社の業績拡大」で34.1%だった。賃金改善しない理由では、「新型コロナによる自社の業績低迷」が69.4%と7割近くに上った。

■参考:帝国データバンク|2021年度の賃金動向に関する企業の意識調査|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p210208.html