5%ルール制限緩和で大手行初 新生銀子会社が過半数株取得

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新生銀行グループは、事業承継に関する社会的ニーズの高まりを背景に、2019 年10月に事業承継に係る銀行等の議決権保有制限(いわゆる5%ルール)が緩和されたことに伴い、事業承継支援を目的とする傘下の投資専門子会社を通じて道路工事会社に過半数出資した。同制度を活用した過半数出資は大手行で初となる。

新生銀行(東京都中央区)の、事業承継支援を目的とする投資専門子会社である新生事業承継株式会社(東京都中央区)は、第1号投資案件として、株式会社アクティオ(東京都中央区)と共同で、ワールド開発工業株式会社(長野県長野市、以下「WKK」)の創業者が保有する同社発行済み株式の全部を譲り受けることについて、2020年9月14日付で株式譲渡契約を締結した。

WKKは、創業50余年に亘り、世界20カ国以上でODA案件を主とするグローバルな道路工事業を展開してきた。同社は創業者の後継者育成を長年の経営課題としていたが、創業者から全株式を譲り受けることで、新生事業承継が組織的経営体制への移行を支援、またアクティオが事業面でのサポートを行うことで、WKKの円滑な事業継承を遂行できると判断し、本契約締結に至った。

■参考:新生銀行|事業承継を目的としたワールド開発工業株式会社の全株式取得に関する株式譲渡契約の締結について~新生事業承継株式会社の第 1 号投資案件|

https://pdf.irpocket.com/C8303/wVz1/cvRQ/EDrU.pdf