全国小企業月次動向調査 3月もよりマイナス幅拡大

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中小企業政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査を公表した。概況としては小企業の売上DIは、マイナス幅が拡大し、3月もマイナス幅が拡大する見通しとなった。項目別の詳細は以下の通り。

【売上】○2月の売上DIは、1月からマイナス幅が9.1ポイント拡大し、▲19.0となった。3月は▲51.8とさらにマイナス幅が拡大する見通しとなっている。○業種別にみると、製造業(▲19.0→▲29.1)、非製造業(▲8.8→▲18.2)ともにマイナス幅が拡大。3月は、製造業で▲49.7、非製造業で▲52.4と、ともにマイナス幅が拡大する見通し。○非製造業では、建設業と運輸業を除く全ての業種で低下している。3月は、全ての業種で低下する見通し。【採算】○2月の採算DIは、1月から12.4ポイント低下し、▲5.9となった。○3月の採算DIは、▲36.0とさらにマイナス幅が拡大する見通し。【雇用】:○従業員過不足DIは、14.1となった。業種別にみると、建設業が31.0と最も高く、次いで運輸業(20.5)、飲食店(19.4)の順。○給与水準が1年前と比べて「上昇」と回答した企業割合は、26.4%となった。飲食店が37.0%と最も高く、建設業、製造業の順となっている。

■参考:日本政策金融公庫|全国小企業月次動向調査(2020年2月実績、3月見通し)[概 況] 小企業の売 上 D I は、マイナス幅が拡 大~3 月もマイナス幅が拡 大す る見通し~|

https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/getsuji_202003.pdf