トラック運送事業の働き方改革 中継輸送の取組事例集-国交省

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国土交通省はこのほど、中継輸送の普及促進のため、トラックドライバーの働き方改革に繋がる「実行モデル」となるよう、事業者の中継輸送の取組内容や成功の秘訣等を「中継輸送の取組事例集」として取りまとめ発表した。

中継輸送は、トラックの長距離運行を複数のトラックドライバーで分担する輸送形態であり、日帰り勤務を可能とすることにより労務負担の軽減や人手不足の緩和に資する方法のひとつとして注目を集めている。

掲載事例としては、例えば、「車中泊を削減して欲しい」という“現場の声”がきっかけとなり、現場主導で中継輸送に取り組まれた事例や、中継拠点にガソリンスタンドを活用された事例、更には、25mダブル連結トラックを中継輸送に組み合わせた事例などが掲載されている。

また、中継輸送の更なる可能性として、(1)車両の大型化による輸送能力を向上させた例(2)荷姿のパレット化とパレットラウンドユースにより、ドライバー荷役負担を削減させた例などが紹介されている。事例には、荷主企業が実施した事例も含まれる。トラックドライバーの労働時間削減に向け、荷主企業も併せて、本事例集を契機とした中継輸送への取り組み増加が期待されている。

■参考:国土交通省|成功事例に学べ!「中継輸送の取組事例集」をとりまとめました~中継輸送で実現するトラックドライバーの働き方改革~|

http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000204.html