高年齢者雇用開発コンテスト 入賞企業決定

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少子化に伴う労働力人口減少への対応策として、女性や高年齢者の活用の必要性が高まっている。そのような状況下、厚生労働省は高年齢者雇用の重要性について国民や企業の理解の促進をすすめるべく、「高年齢者雇用開発コンテスト」を実施している。高年齢者に意欲と能力がある限り働き続けられる職場づくりに関するアイデアを募集している。

先般、今年度の同コンテストの受賞企業が決定した。厚生労働大臣表彰として最優秀賞1社、優秀賞3社、特別賞2社のほか、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰として優秀賞7社、特別賞17社が選ばれた(応募総数101)。

最優秀賞に選ばれたのは香川県の医療法人で、60歳以上の職員が12.6%をしめている。表彰のポイントとしては定年65歳以降70歳まで継続雇用制度があり、賃金水準が維持されていること、短時間正職員制度を導入していること、個々人の体力や能力に応じて業務改善や配置転換を行っていることなどがあげられている。60歳以上の高齢者の採用も行っているほか、それらの者への指導を充実させることや作業の効率化により高齢職員の職場定着を図っていることも評価につながった。なお、同社における現在の最高年齢者は82歳だ。

■参考:厚生労働省|令和元年度「高年齢者雇用開発コンテスト」の入賞企業が決定しました|

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06682.html