出版取次、書店経営とも減収 売上10億円未満9割占める

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帝国データバンクが発表した「2017年度の出版取次・書店経営業者の経営実態調査」結果によると、出版取次、書店経営とも減収だったことが明らかになった。また、出版取次、書店経営のいずれの業種も売上高10億円未満の業者が全体の約9割を占めた。同調査は18年8月時点での出版取次、書店経営を主業とする2528社を抽出して、総売上高動向などを分析した。

総売上高を見ると、出版取次は前年度比6.2%減の1兆3860億8900万円で、5年連続で減収となった。書店経営は同2.1%減の1兆2045億4100万円で、2連続の減収。売り上げ規模別では、出版取次は「1億~10億円未満」が375社で全体の51.9%を占めた。次いで「1億円未満」が266社で同36.8%となっている。書店経営を見ると、「1億円未満」が804社で同55.4%を占めた。これに続くのが「1億~10億円未満」。519社で同35.8%を占めた。

業歴を見ると、出版取次は「50~100年未満」が415社、書店経営は「50~100年未満」が744社でいずれも最多。従業員数見ると、出版取次は「1~10人未満」が580社で最も多い。また、書店経営も「1~10人未満」が1052社で最多。

■参考:帝国データバンク|出版取次・書店経営業者の経営実態調査/出版取次・書店経営ともに減収 ~ 売上規模10億円未満が全体の約9割 ~|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p180905.html