安全・安心確保に向け緊急対策 非常時の外国人旅行者―観光庁

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観光庁はこのほど開いた観光戦略実行推進会議で、非常時の外国人旅行者の安全・安心確保のための緊急対策を決定した。主な項目は(1)いつでもどこでもつながる態勢の確立(2)災害発生時等の鉄道における情報提供(3)災害発生時等の空港における情報提供―など。

これに基づき同庁は、災害等の非常時においても外国人旅行者が安心して旅行できるよう、日本政府観光局(JNTO)コールセンターの365日24時間の多言語対応態勢の確立など、関係省庁・機関とも連携してさまざまな場面における外国人旅行者の情報入手手段の多重化を図っていく方針だ。

このほか(1)ではJNTO認定観光案内所について、非常用電源や携帯電話充電機器を整備するなど業務継続能力を強化し、JNTOのウェブサイト等で出身国に応じた多言語できめ細かい災害関係情報を発信する。(2)では新幹線では既存の通信設備で遅延発生時の車内英語放送が可能なことから、今後積極的に実施するよう乗務員等を訓練し、意識を喚起する。また、東海道新幹線についてウェブサイトで列車の走行位置・遅延情報等をリアルタイムで多言語にて提供する。(3)では多言語(特に中国語・韓国語)に対応可能な空港会社職員を新規に雇用し、研修を行うなど。

■参考:観光庁|「非常時の外国人旅行者の安全・安心確保のための緊急対策」が決定されました~非常時でも外国人旅行者が正確な情報を迅速に入手でき、安心して旅行できるように~|

http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000255.html