外国人の宿泊者数、最高の伸び 29年は12.4%増―観光庁

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観光庁が発表した29年(暦年)の宿泊旅行統計調査(速報)によると、延べ宿泊者数(全体)は4億9,819万人泊で、前年に比べ1.2%微増した。うち日本人延べ宿泊者数は4億2,019万人泊で同0.7%微減したのに対し、外国人延べ宿泊者数は7,800万人泊で12.4%と大きく増加、19年の調査開始以来の最高となった。

延べ宿泊者数は、全体では横ばい状態にある中、外国人は前年比で25年27.3%増、26年33.8%増、27年46.4%増、28年5.8%増と大きな伸びを示している。客室稼働率は全体で60.8%。施設タイプ別では、シティホテル79.4%、ビジネスホテル75.4%、リゾートホテル57.8%、旅館38.1%と、いずれも22年以降の最高。

客室稼働率が80%を超えた都道府県は、シティホテルが大阪府、広島県、福岡県、神奈川県、東京都、京都府、千葉県、沖縄県の8カ所、ビジネスホテルが大阪府、東京都、京都府の3カ所、リゾートホテルが大阪府、千葉県の2カ所。大阪府は全体の稼働率が83.1% と全国で最高。施設タイプ別でも、リゾートホテル90.6%、シティホテル89.3%、ビジネスホテル85.1%、簡易宿所59.4%、旅館58.1%と、5部門で全国1位となった。

■参考:観光庁|宿泊旅行統計調査(平成29年12月第2次速報、平成30年1月第1次速報、平成29年・年間値(速報値))|

http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000345.html