理美容業倒産151件過去最多 2017年競争激化で中小多発

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帝国データバンクが発表した「理美容業の倒産動向調査」結果によると、2017年の倒産は151件で、過去最多だったことが明らかになった。大手との競争激化により、中小の理美容業の倒産が多発したことが主因だ。同社では「今後一層、大手と中小零細の二極化や企業再編の進行が見込まれる」と見ている。(調査期間07年~17年、同調査は今回初)

理美容業の倒産は08年以降100件超で推移、16年までで最も多かったのは11年の149件だった。17年はそれを上回った。同年の倒産件数は美容業が135件、理容業が16件で、圧倒的に美容業が多い。17年の負債総額はグロワール・ブリエ東京(負債額97億7200万円)の倒産があり、138億100万円で、ピークだった09年(123億7100万円)を上回り、過去10年で最大。このうち、美容業が135億6700万円で、全体の98.3%を占め、理容業は2億3400万円だった。

理美容業の倒産を負債規模別に見ると、17年は「1000万―5000万円未満」が140件で最も多く、全体の92.7%を占めている。以下、「5000万―1億円未満」が5件、「1億―5億円未満」が4件、「5億―10億円未満」と「50億円以上」が各1件だった。

■参考:帝国データバンク|理美容業の倒産動向調査(2017年)|

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p180204.html