平成29年上半期雇用動向調査 6年連続で入職超過

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厚生労働省は平成29年上半期における雇用動向調査結果を公表した。この調査は主要産業に属する常時5人以上の労働者を雇用する事業所を対象に行っており、入職者・離職者の性別や年齢、離職理由等の状況を明らかにすることを目的としている。

今回の調査は14,921事業所を対象に行い、8,871事業所から回答を得ている。29年上半期の入職者数は4,745.7千人、離職者は4,191.7千人、差引き554.0千人の入職超過となった。入職超過はこれで6年連続となる。就業形態別に見ると、一般労働者は入職者2,928.6千人、離職者2,512.5千人人で416.1千人の入職超過、パートタイム労働者は入職者1,817.1千人、離職者1,679.1千人で138.0千人の入職超過となった。

一般労働者のうち、雇用期間の定めなしは2,188.7千人(対前年同期比181.8千人増)、期間の定めありは74.0千人(同7.9千人減)、パートタイム労働者は定めなしが850.9千人(同104.1千人増)、定めありは966.2千人(91.7千人減)となっている。パートタイム労働者はまだ期間の定めがある契約の方が多いが、徐々に無期雇用が進んでいるようだ。