スペイン進出日本企業232社 「カタルーニャ州」4割で最多

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帝国データバンクはスペインに進出している日本企業の実態調査結果を発表した。それによると、スペインへの進出日本企業は232社で、進出地域別ではスペイン第2の都市バルセロナ市を含む「カタルーニャ州」が89社で、約4割を占め最も多かった。

同州は10月1日、スペインから独立を問う住民投票が行われた州で、同国内で政治的混乱が続いている。同社は「同国に進出している日本企業や同国への進出計画にも波及する可能性がある」と懸念を示している。調査は9月末現在で実施した。

業種別に見ると、製造業が144社でトップ。以下、卸売業(29社)、サービス業(20社)、金融・保険業(18社)、運輸・通信業(11社)、「建設業」(4社)などの順。進出企業の本社所在地を都道府県別に見ると、東京都が125社で半分以上を占めた。これに続くのが大阪府で31社。3位は愛知県で14社だった。売上高規模別では、「1000億円以上」が104社で最も多い。2位は「100億~1000億円未満」で71社。100億円以上の大手企業が75.4%を占めている。

進出地域別では「カタルーニャ州」が最多。以下、首都マドリード市を含む「マドリード州」(82社)、「バレンシア州」(13社)と「バスク州」(同)が続いている。

■参考:帝国データバンク|スペイン進出企業実態調査・スペイン進出の日本企業は232社判明 ~ バルセロナ市など含む「カタルーニャ州」へ多数進出 ~

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p171003.html