三菱自下請け企業8400社弱 燃費不正問題も年間621社増

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三菱自動車グループの下請け企業は全国に8398社あり、前回調査(昨年4月)に比べて621社増えたことが、帝国データバンクの実態調査結果で明らかになった。一次と二次の下請け先の総従業員数(非正規社員除く)は43万8749人で、前回調査比約2万7000人増加。今回の調査は三菱自動車の燃費不正問題が発覚して約1年が経過し、下請け先の変化状況を把握するため実施した。

一次、二次下請け先の合計を都道府県 別に見ると、岡崎製作所(岡崎市)がある愛知が1493社で最も多い。以下、東京(1343社)、大阪(1114社)、広島(631社)、岡山(505社)などが続く。前回調査より減ったのは岡山県だけ。同県には生産拠点の水島製作所(倉敷市)があり、燃費不正問題となった「eKワゴン」などを生産している。業種別に見ると、一次下請け先では「自動車部分品製造」が42社でトップ。以下、「金属プレス製品製造」(28社)、「金型・同部品等製造」(25社)などの順。二次下請け先では「金型・同部品等製造」が291社で最も多い。次いで「鉄鋼・同加工品卸」(269社)、「機械工具卸」(249社)が続く。年商規模別では、両下請けとも「1億~10億円未満」が最も多く、全体の半数以上を占めた。

■参考:帝国データバンク|「三菱自動車工業」グループの下請企業実態調査|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p170410.html