やり続けていくことが不可欠 ダイバーシティ2.0検討会

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経済産業省の「競争戦略としてのダイバーシティ経営(ダイバーシティ2.0)の在り方に関する検討会」が報告書をまとめた。同時にその一環として、企業が取るべきアクションをまとめた「ダイバーシティ2.0行動ガイドライン」も策定した。

報告書は、現下の外部環境の変化を踏まえ、企業経営に求められる「ダイバーシティ2.0」とは何かを明らかにするとともに、ダイバーシティの取り組みをめぐる現状と課題や、「ダイバーシティ2.0」の実践にあたってのボトルネックを整理。さらに「ダイバーシティ2.0」をより多くの企業に普及していくための提言を盛り込んだ。報告書は「『ダイバーシティ2.0』は短期間で実現するものではなく、完成形が存在するものでもない。経営者が状況変化に応じて不断に見直していくことが不可欠」と強調した。

行動ガイドラインは、企業がそれぞれの経営戦略に沿って「ダイバーシティ2.0」を実践できるよう、取るべき「アクション」および「具体的な取組事例」を提示。実践のための7つのアクションとして▽経営戦略への組み込み▽推進体制の構築▽ガバナンスの改革▽全社的な環境・ルールの整備▽管理職の行動・意識改革▽従業員の行動・意識改革▽労働市場・資本市場への情報開示と対話―を挙げた。

■参考:経済産業省|「ダイバーシティ2.0」検討会報告書を取りまとめました~競争戦略としてのダイバーシティの実践に向けて~|

http://www.meti.go.jp/press/2016/03/20170323001/20170323001.html