物件特定不可・調査中が5割超 全国民泊実態調査-厚労省

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厚生労働省はこのほど、実態が把握し切れていない「民泊」について全国横断的に実態調査を行った。民泊仲介サイトへの登録情報から集計(全国で15,127件)しなもの。 調査期間は平成28年10月~12月、調査結果の詳細は以下の通り。

○正確な住所が詳細に記載されている物件がほとんど無く、物件特定不可・調査中の割合が52.9%であり、物件の特定すら非常に困難であった。営業許可取得の確認ができた物件は16.5%にとどまった。○許可物件の業種別内訳は、旅館営業25.7%、ホテル営業4.4%、特区民泊2.0%、簡易宿所営業が67.9%となり、多くが簡易宿所営業での許可であった。○大都市圏の営業許可取得の割合が1.8%に対し、大都市圏以外は34.0%と、都市部での許可取得割合の少なさが顕著だった。○物件のタイプでは無許可物件の半数以上(54.2%)が共同住宅で、戸建て住宅(35.9%)を大きく上回った。○1泊当たりの平均宿泊料金は、許可物件では16,571円、無許可物件は7,659円であり、ほぼ半額以下での料金となっている。○宿泊可能人数は、許可物件が6.3人に対し、無許可物件は4.2人、最低宿泊日数については、許可物件が1.3泊に対し、無許可物件では2.0泊であった。

■参考:厚生労働省|全国民泊実態調査の結果を取りまとめました|

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11157000-Shokuhinanzenbu-Seikatsueiseika/0000153491.pdf