Weeklyコラム 3人寄れば


会社案内等で沿革を見ると、従来は兄弟や友人等が共同して創業した例がたくさんあった。もちろん、現代でも兄弟姉妹その他親族、先輩と後輩、友人知人等が共同で創業することは珍しい事ではない。

かつて筆者が創業相談を受けたA氏は、アンティーク商品(欧米の雑貨・家具・宝飾品等)の古物店創業を計画していた。しかし、集客法に関する差別的アイデアが無かった。同時期に、A氏が風変わりな喫茶店創業を計画するB姉妹を創業相談会に紹介した(AとBは創業勉強会の仲間)。B姉妹も同じく集客アイデアに余り自信が無かった。筆者はA氏に対して、集客アイデアはB姉妹と協議すれば面白いアイデアが出るかもしれないと提案した。結果、両者(3人)が真剣に協議するようになり、「アンティーク店と喫茶店を合同で出店します」という報告を受けた。多くの課題があったが、店頭看板や店内の雰囲気作りに差別化された両者の商品・サービスを取り入れたり、海外旅行に慣れた固定客を組織化したりして、5年間は共同経営をした。現在2店になり、定期的に交流して特徴のある店舗イメージで経営を続けている。

古い言葉に「三者鼎立(ていりつ)」がある。1人では出来ないことでも、3人寄れば意外な力を発揮して出来ることもあるものだ。