職場コミュニケーション調査 課長と部下の意識に落差

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職場コミュニケーション調査 課長と部下の意識に落差

立場が変われば、完全に相互理解をするのは困難なことは言うまでもない。上司と部下、経営者と従業員など、様々な立場があり、どうしても分かり合えない部分も少なくない。そのため、良好なコミュニケーションが必要不可欠となる。 日本生産性本部が行った職場のコミュニケーションに関するアンケート調査によると、上司と部下との間に認識の相違や理解不足が生じていることがわかる。

調査によると、78.2%の課長は部下のやる気は感じながら、仕事ぶりに満足しているのは42.7%、能力について満足しているのは37.9%にとどまっている。一般社員は91.9%が自分の能力に満足しておらず、自分自身の意欲が高いと評価する者は54.5%となった。興味深いのは育成のために叱るべきかどうかという点。課長の87.8%は部下を叱ることが育成につながると考えているのに対し、一般社員の60.0%が叱られるとやる気を失うと回答している。一方、課長の98.1%は育成のために褒めるべきであり、実際に課長の78.4%が部下を褒めていると回答しているが、上司が褒めてくれると回答した一般社員は48.6%に過ぎない。職場で叱る、褒めるといった点については認識の違いが際立っているようだ。