「満天きらり」活用事業が受賞 産学官連携功労者の農水大臣賞

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農林水産省は「第13回産学官連携功労者表彰~つなげるイノベーション大賞~」の農林水産大臣賞に「ダッタンソバ『満天きらり』を用いた耕作放棄地解消と6次産業化事例」を選んだ。28日午後1時半から東京ビッグサイトで表彰式が行われる。

受賞者は、国立研究開発法人・農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター「満天きらり」育成グループ、有限会社小林食品の芦澤順三代表取締役社長、株式会社神門の田原昭彦代表取締役。

受賞の概要は▽ルチンが分解せず苦味のほとんどない新品種「満点きらり」を世界で初めて育成し▽ルチン含有量が多く、食味も良い「満点きらり」食品を開発・商品化し▽離農が進むオホーツク沿岸北部の耕作放棄地を解消し▽産学官が結束し、6次産業化による地域振興を実現したこと。

「満点きらり」の栽培面積は、平成24年の7ヘクタールから26年には162ヘクタールに拡大。うち132ヘクタールが耕作放棄地へ作付けされた。

産学官連携功労者表彰は、企業、大学、公的研究機関等の産学官が連携して行う活動で大きな成果を収めたり、先導的な取り組みを行うなど、活動の推進に多大な貢献をした成功事例に対して、その功績を称えるもの。15年度から行っている。

■参考:農林水産業|「第13回 産学官連携功労者表彰~つなげるイノベーション大賞~」における農林水産大臣賞の決定について|

http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/150818.htm